中途解約後の新たなテナント獲得
Jリートの産業ファンド投資法人の資産運用を手掛ける三菱商事・ユービーエス・リアルティは4月24日、ポートフォリオに組み入れている横浜市の物流施設「IIF横浜都筑ロジスティクスセンター」に、今年10月から埼玉を地盤とする物流会社の拓洋(埼玉県八潮市)が入居すると発表した。
現在入居している物流企業の東京ロジファクトリー(東京都東大和市)は9月末で契約を中途解約することとなったため、新たなテナントを探していた。拓洋は施設全体を賃借し、契約は15年間。
「IIF横浜都筑ロジスティクスセンター」の外観(産業ファンド投資法人ウェブサイトより引用)
同施設は地上5階建て(倉庫は4層)、延べ床面積9562平方メートル。1998年に完成し、産業ファンドが2011年に取得していた。
三菱商事・ユービーエス・リアルティは「拓洋において、神奈川エリアに業容拡大に伴う増床ニーズがあることをつかみ、直接提案を行った結果、空室期間を発生させることなく新規建物賃貸借契約の締結に至った」と強調している。
(藤原秀行)