4月より順次実施、フードロス削減と労働負荷低減図る
J-オイルミルズは1月10日、家庭用食用油製品(一部を除く)で4月以降、賞味期限の表示を「年月日」から「年月」に順次変更すると発表した。フードロス削減や労働負荷軽減につなげるのが狙い。
表示変更で食品流通時に日単位の在庫管理から月単位の在庫管理になり、保管・配送・入出荷などの業務を効率化できると見込む。併せて、月単位の在庫管理により倉庫間の在庫量調整が容易になり、社会課題となっている廃棄などのフードロス削減も期待している。
さらに、同じ賞味期限の製品をまとめて保管できることから、物流コストの削減、倉庫での荷役作業や店頭での日付管理業務などの負担軽減にもつながると想定している。
賞味期限表示の年月表示に加え、事業活動に必要な物流の持続的・安定的な確保に向け、長距離・長時間運行や夜間の仕分け業務による物流従事者の業務負荷軽減を図っている。
変更の概要
<変更前> 年月日・・・表示例:26.04.01 (西暦下2桁.月.日)
<変更後> 年月・・・・表示例:26.04 (西暦下2桁.月)
(藤原秀行)