クール便なども、4月1日付
ヤマト運輸は1月12日、宅配サービス(宅急便)の届け出運賃・料金を4月1日に一部値上げすると発表した。
値上げ幅は平均約2%で、180サイズと200サイズの大型荷物が対象。値上げで改定するのは昨年に続いて2年連続となるが、昨年の平均約10%からは縮小している。
一例では、関東から中国・四国向け(現金決済)の場合、180サイズは現行の3870円から4090円、200サイズは4530円から5190円となる。
クール宅急便の付加料金についても、60、80、100、120の各サイズで値上げする。
ゴルフ宅急便はこれまで、キャディバックは上限の140サイズを適用していたが、宅急便サイズでの査定を廃止し、キャディバッグ規格へ変更。関東から関西向け(現金決済)だと、現在の2190円から2510円にアップする(いずれも税込み)。
同社は昨年の値上げ発表の際、「今後の外部環境変化による影響を適時適切に運賃などに反映させるため、年度ごとに宅急便の届出運賃などを見直す」と表明していた。
同社は今回の値上げについて「引き続き外部コストの上昇が見込まれるものの、現下の物価上昇に落ち着きが見られることなどを踏まえ、宅急便の運賃見直しは一部にとどめ、届出運賃等で宅急便をご利用いただく個人のお客さまへの影響を最小限にした」と説明。
クール宅急便の付加料金改定と、ゴルフ宅急便の規格変更も同時に行う。
(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)