都心から5km圏内の湾岸エリア、26年3月末竣工見込む
大和ハウス工業は1月16日、東京都江東区東雲で大規模なマルチテナント型物流施設「（仮称）DPL東雲（しののめ）」（地上6階建て、総延床面積14万9149㎡）の工事に着手したと発表した。竣工は2026年3月末を見込む。
「（仮称）DPL東雲」竣工イメージ
同社は東京都内で都市型マルチテナント型物流施設「DPL江東深川」や「DPL青梅」のほか、BTS型物流施設など合計22棟、総延床面積約100万㎡の物流施設開発を手掛けてきた。
「（仮称）DPL東雲」は同社が都内で手掛ける物流施設としては最大規模。湾岸エリアに位置し、東京駅や銀座・日本橋エリアの東京都心から5km圏内に位置し、首都高速晴海線の豊洲ICから約1.5kmと至近。複数の幹線道路にもアクセスしやすく広域配送にも適した立地とみている。
外観は圧迫感を軽減するグラデーションの外壁パネルや都市のオフィスビルなどでも多く用いられるカーテンウォールを採用。車路やランプウェイを防音壁で囲むなど、周辺環境にも配慮した設計を取り入れている。
敷地の南東部には、隣接する江東区立東雲緑道公園と一体利用が可能な公開緑地を設置。地域住民に開放する集会所や遊具広場などの地域貢献施設を整備し、地域と共生する施設づくりを目指す。
東雲運河の対岸から見た「（仮称）DPL東雲」
■建物概要
名称：「（仮称）DPL東雲」
所在地：東京都江東区東雲1丁目7番30号
交通：首都高速晴海線「豊洲インターチェンジ」より約1.5km
敷地面積：41,451.55㎡（12,539.09坪）
建築面積：26,786.66㎡（8,102.96坪）
延床面積：149,149.18㎡（45,117.62坪）
賃貸面積：119,722.59㎡（36,216.08坪）（最大12テナント、1区画の面積8,722.42㎡から入居可能）
構造 ・ 規模：PCaPC造一部S造（プレキャスト・プレストレストコンクリート造一部鉄骨造）・免震構造・地上6階建て
建物用途：マルチテナント型物流施設
事業主：東雲特定目的会社（大和ハウス工業株式会社100%出資特定目的会社）
設計：株式会社フクダ・アンド・パートナーズ
施工：西松建設株式会社
着工日：2024年1月15日
竣工日：2026年3月31日（予定）
入居可能日：2026年4月1日（予定）
（藤原秀行）
