国交省説明、当初は北向きのみ利用可能予定
国土交通省は1月23日、能登半島地震で甚大な被害を受け、現在も通行止めや通行の制限が続いている国道470号(能越自動車道)の区間のうち、国が管理しているのと三井IC~穴水IC間について、今後の復旧の見通しを公表した。
のと三井IC~のと里山空港間の約4.7kmは同日現在、のと三井IC→穴水の南方向のみ通行が可能。のと里山空港IC~穴水IC間の約6.2kmは復旧作業が継続している。
このうち、のと里山空港IC~穴水IC間は2月上旬までに通行止めを解除する目標を設定し、作業に取り組んでいることを明らかにした。ただ、解除した場合、輪島への北方向のみの通行可能となる見通し。
同区間の通行止め解除と併せて、のと三井IC~のと里山空港IC間は復旧をより完全に進めるため、輪島方向への一方通行に切り替えとなる。
一方、石川県が管理しているのと里山海道は、穴水IC~横田IC間の約15.5kmは復旧作業中のため通行止めが続いている。横田IC~徳田大津IC間の約11.5kmは北向きのみ、緊急車両などに限って最高速度40kmで通行できる。徳田大津IC~柳田ICは北への穴水方面については緊急車両などのみ通行可能。
のと里山空港IC~穴水IC間の復旧作業状況(国交省資料より引用)
(藤原秀行)