「2024年問題」解決の一助目指す
兼松は1月31日、物流業務効率化の支援システム開発を手掛けるブレイブロジス(大阪市)と連携し、トラックの呼び出し&バース予約が可能なシステム「KG TruckCALL」の販売を開始したと発表した。
物流センターのバースでトラック待機列の解消を図るほか、トラックドライバーの待機時間を削減し「2024年問題」解決の一助となることを目指す。
「KG TruckCALL」はスマートフォン向けアプリのLINEを活用してトラックを呼び出すため、電話を掛ける必要がなく、ドライバーもLINEアプリを持っていればすぐに利用できるのがメリット。LINEを使えない場合はSMSや自動音声応答にも対応している。物流センターの管理担当もタブレット端末やスマホから呼び出しなどの作業を進められる。
また、国土交通省が義務付けている荷待ち時間の記録データ化が可能。Excelなどに入力せずに自動で集計できるようになる。
最短で申し込みの翌日からアカウントの利用を開始できる。サービス利用料も、一般的な類似サービスに比べて安価に設定。機器も汎用品を利用するため、初期費用の削減が可能という。
(藤原秀行)※いずれも兼松提供