狭小スペースも有効活用
ユアサ商事は2月5日、自動搬送システムのPhoxter(フォックスター、大阪府豊中市)、プラスグループの物流企業プラスロジスティクスと連携し、物流施設のピッキング用自動搬送システム「ツインピック」を開発したと発表した。
コンベアーのライン組み立てが不要で、既存の倉庫をそのまま自動化できるよう配慮している。「高層棚コンテナ自動搬送ロボット」と「低層棚自動搬送ロボット」の2種類を同時に制御するのが特徴で、実用新案を取得済みという。
狭小スペースでも対応可能で、上昇部まで保管スペースとして活用できるようにし、倉庫の保管効率大幅向上を後押しする。
ユアサ商事は今後のシステム販売に向け、今年5月以降に同社が千葉県柏市で構えている「関東物流センター」で新システムを公開する予定。
システムの概要
1500㎡のスペース、取り扱いアイテム5万点の物流倉庫の導入事例
(藤原秀行)※いずれもユアサ商事提供