「置き配」機能搭載予定、飛行時間延長も
エアロネクストとプロドローンは2月9日、ドローンの基本性能を向上させるエアロネクストの機体構造設計技術「4D GRAVITY」を搭載した産業用ドローンの開発と、機体の製造・販売に関する同技術のテクノロジーライセンス契約を締結したと発表した。
4D GRAVITYはドローンの機体が傾いても搭載している荷物は水平を維持できる構造のため、安全に輸送できるのが特徴。
4D GRAVITYを搭載した物流専用ドローン「PD4B-C」の試作機(両社提供)
エアロネクストの技術とプロドローンの「PD4B-M」をベースとした機体を組み合わせて、新しい物流ドローン「PD4B-Carrier(PD4B-C)」を開発した。本機は置き配機能を持った物流ドローンで、空力的に優れたボディデザインを備え、高速飛行時に揚力を得るボディを採用、飛行時間延長を目指している。
両社はライセンス契約に則り、双方のノウハウを連携させて新機体の開発を推進。加速していく産業用ドローン市場の拡大とドローン産業の発展に寄与していきたい考え。
新型物流ドローンは2月12日に愛知県日進市で開催予定の「次世代モビリティフェスタinにっしん」で初めてお披露目する。
(藤原秀行)