新中計で構造改革推進、出荷能力1・6倍目指す
ホームセンター大手のLIXILビバは5月7日、2019~21年度を対象とする新たな中期経営計画「VIVA MODEL for the Growth」を発表した。
この中で、重点施策の一環として「ロジスティクス再構築&物流構造改革」を明示。具体策は関東の物流機能の統合・集約、関西・九州での物流拠点整備の2点を掲げ、物流機能の効率化で人手不足対応と運搬コスト軽減を図る方向性を打ち出した。期間中に作業人員は横ばいとしつつ、出荷能力を1・6倍、倉庫面積は1・5倍とする見通しを立てている。
関東に関しては、埼玉県内にアッセンブリー専用の「東松山物流センター」(延べ床面積5万5000平方メートル)を開設。荷さばき順立て出荷システムや小物仕分けソーター、オリコン積み付け機、出荷仕分けソーターなどのマテハン機器を積極的に取り入れ、省力化を図る。施設の具体名は明らかにしていないが、プロロジスが開発した「プロロジスパーク東松山」で稼働させるとみられる。
併せて、現行は関東エリアに4カ所展開している物流拠点を、東松山と大生郷(茨城・常総)の2カ所にまとめる。
物流構造改革の概要(LIXILビバ新中計資料より引用)
(藤原秀行)