業務用野菜の宅配など展開するベジクル、三菱UFJキャピタルなどから資金調達

業務用野菜の宅配など展開するベジクル、三菱UFJキャピタルなどから資金調達

累計4億円、配送ルート効率化などプロダクト開発

飲食店向けに野菜・果物などの食材を配送するベジクルは2月29日、basepartners、ケップルキャピタル、三菱UFJキャピタル、小僧com、とっとりキャピタルなどを引き受け先とする第三者割当増資を実施、累計4億円の資金を調達したと発表した。

調達した資金は青果流通オペレーションのうち特に手作業・長時間化しがちな受発注・出荷準備業務を効率的に請け負うためのBPaaS(=Business Process as a Service)のプロダクト開発に充てる。今後は需要予測や値付けの自動化、配送ルート最適化など、より踏み込んで業務効率化できる機能を拡充する予定。

飲食店へ青果を販売する全ての企業を対象に、パートナーシップを組むことでサービスエリアの拡大を加速する。


(三菱UFJキャピタル提供)

ベジクルは2009年創業。業務用野菜の卸売りなどを展開しており、多種多様な新鮮野菜や果物を夜中までスマートフォンなどで注文すれば翌朝届けていることが支持され、特に東京都心部の中小・個人飲食店向けで延べ約1万店舗に納品している。

ベジクルがオンラインで青果流通業者の受注から出荷準備までの事務オペレーションなどを受託し、業務負担を軽減した上で新規顧客も送客するBPaaSを展開し、飲食店向け青果流通業者の業務効率化によるコスト抑制と、取引増による売り上げ向上を後押ししている。

(藤原秀行)

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