ドライバーの負荷軽減と物流効率化後押し
ウイングアーク1stは3月4日、オンライン配車業務プラットフォーム 「IKZO Online」の新機能「ドライバーアプリ」の提供を3月27日に開始すると発表した。
「IKZO Online」は企業間の物流取引に関わる業務をデジタル化し、荷主・運送会社・ドライバーの3者をオンラインでつなげ、効率化を図るのが特徴。政府が2月に閣議決定し、開会中の通常国会に提出した貨物自動車運送事業法改正案の内容にも対応しており、実運送事業者の名称や実際の運賃契約に基づいた実運送体制管理簿の作成が可能。
「ドライバーアプリ」はIKZO Onlineで登録した運行指示書の運送指示や条件などの内容をドライバーがリアルタイムにスマートフォンのアプリ上で確認できる。発注依頼したドライバーの荷待ち・荷役作業時間の計測・管理や依頼車両のステータス管理が可能で、政府が「物流革新に向けた政策パッケージ」で掲げた「荷主としての荷待ち時間・荷役作業等にかかる時間の把握」の2時間ルールに対応するという。
■「ドライバーアプリ」機能と導入メリット
荷主側の情報管理が可能 |
ドライバーアプリから登録された運行情報は、荷主も確認することができ政策パッケージで要件とされる荷主としての荷積み先・荷卸し先の荷待ち時間・荷役作業時間の管理や依頼車両のステータス管理が可能。 |
荷待ち・荷役作業管理が容易 |
「待機時間」「荷役作業時間」「合計時間」の案件と車両がひも付いた作業実績の計測や車両の位置情報管理(到着管理) ができ、業務時間の削減や各種報告作業の手間を軽減し、荷待ち・荷役作業等の時間を2時間以内とする「2時間ルール」対応に活用可能。 |
リアルタイム共有で運行管理の効率化とドライバーの負荷軽減 |
案件情報や運行指示書などをドライバーアプリで確認でき、「リアルタイムの情報共有」「運送指示の変更」「完了報告」などを行える。急な運行条件の変更もドライバーアプリに即時反映され確認できるため、情報共有の齟齬をなくし運行管理の効率化とドライバーの負荷軽減を図る。 |
(いずれもウイングアーク1st提供)
(藤原秀行)