コスト3割削減見込む
IT商社のイグアス(川崎市)は3月14日、電動フォークリフト用バッテリーを期間保証型・サブスクリプション料金で提供する新パッケージ「MOTTA期間保証バッテリー」の販売を開始すると発表した。
(イグアス提供)
新車のバッテリーや既存車のバッテリー交換時に、ユーザー自身がバッテリーの保証期間を設定(最大7年間)し、一定のサブスクリプション料金で利用できるようにする。
対象期間中は新品バッテリーに加えて、独自の鉛バッテリー再生テクノロジー「MOTTA」を用いて必要なバッテリー機能を提供、フォークリフトの安定稼働を保証する。
従来、電動フォークリフトのバッテリー寿命は3~7年と幅があり、入れ替え時に発生するコストは汎用型式でも約60万~100万円程度(一般相場)と高額なことがユーザーの負担になっている。
そうした現状を踏まえ、イグアスは新パッケージの設定に踏み切った。従来比較でバッテリーに関るコストを3割程度削減できるとみている。
現場で劣化したバッテリーを無理に活用するケースを解消し、安定した稼働環境を対象期間内は保証する。その結果、管理業務、予算組みも含めた業務負荷の軽減と業務効率化につなげられると想定している。
(藤原秀行)