現地メディアの海外トラフィック収益化支援
メーカーが消費者に直接販売する「D2C」のワンストップ支援サービスを手掛けるAnyMind Group（エニーマインドグループ）は3月28日、中国大手のマーケティングテクノロジー企業Easy Click Worldwide Network Technology（イージー・クリック・ワールドワイド・ネットワーク・テクノロジー、eclicktech）と中国のパブリッシャー向け広告収益化に関するパートナーシップ契約を締結したと発表した。
中国メディアの海外トラフィック収益化を、メディア・モバイルアプリグロースプラットフォーム「AnyManager」を活用して支援する。
中国のプログラマティック広告市場は2024年には5000億元（約10兆円）に達すると予想されている。AnyMind Groupは2022年9月に中国・深圳に現地法人を設立。AnyManagerを活用したウェブ・アプリパブリッシャー向けの収益化サービスなど、各種ソリューションを提供している。
今回の連携により、中国パブリッシャーに対する広告収益を150%増加させることを目指す。パブリッシャー向けの取り組みのほか、インフルエンサーマーケティングや越境ECといった領域での協業も検討する。
「AnyManager」はWebメディア、アプリ、ECサイト向けのオールインワンプラットフォーム。広告収益やサイト分析を行う「Analytics」、表示スピードの高速化を実現する「Speed」、WebブラウザへのPush通知やアプリ内メッセージにより、エンゲージメントの強化を図る「Engage」、広告収益の最大化を実現する「Monetize」、ニュースメディアのアプリ化などを行う「Build」の5つのサービスを手掛けている。23年12月末時点で、アジア全域の1600以上のパブリッシャーが利用している。
（藤原秀行）※AnyMind Group提供
