トーハン、埼玉・和光の新物流センターが稼働

トーハン、埼玉・和光の新物流センターが稼働

新刊書籍発送業務を担当、SGリアルティの施設に入居

出版取次大手のトーハンは5月14日、埼玉県和光市で新たな物流拠点「トーハン和光センター」が今月7日に稼働を始めたと発表した。

東京・新宿の本社内数フロアで行っていた新刊書籍の発送業務を新センターに集約。物流の迅速化・効率化を図る。

新センターはSGリアルティの物流施設「SGリアルティ和光」の3階に入居。面積は1万509平方メートルで、新刊発送のラインコンベヤーや輸送方面別の仕分けソーター、10トントラック23台の着車が可能なバースなどを備えている。外環道の和光北ICや国道298号などの幹線道路に近接している。

トーハンの近藤敏貴社長は4月26日に現地で執り行った安全祈願式で「本年4月より中期経営計画『REBORN』の一環として『本業の復活』を掲げ、マーケットイン型の流通モデル構築を目指しており、当センターはこの計画においても重要な施設。高騰する輸送費などのコストを吸収すべく、作業効率を上げて返品率を改善し、万全な体制で事業を継続してまいりたい」とあいさつした。


トーハン和光センターのイメージ

書籍新刊発送ライン(いずれもトーハン提供)

(藤原秀行)

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