マースク、「グリーンメタノール」活用の新型コンテナ船を横浜でお披露目

マースク、「グリーンメタノール」活用の新型コンテナ船を横浜でお披露目

1.6万TEU、日本~欧州間で自動車部品輸送に従事

デンマークのA.P.モラー・マースクは4月4日、横浜港の大黒ふ頭で、製造する過程でCO2を排出しないグリーンメタノールを燃料に使う新型コンテナ船「ASTRID MAERSK(アストリッド・マースク)」の命名式を開催、関係者にお披露目したと発表した。

グリーンメタノールは再生可能エネルギー由来の電力で水素を作った上で、食品廃棄物などから出るCO2と合わせて生成する。

マースクとしては、1万6000TEU(20フィート標準コンテナ換算)型の同船を日本~欧州間の航路に投入し、主に自動車部品の輸送に従事させる予定。グリーンメタノールを利用し、海上輸送時の脱炭素化を図る。

新型コンテナ船は全長約350m、幅約53m。マースクはグリーンメタノールで航行可能な二元エンジンを搭載した船を25隻整備する予定。同社は2040年までにカーボンニュートラルを達成する目標を掲げており、グリーンメタノールを有効活用したい考えだ。


「ASTRID MAERSK」(マースク プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事