阪急阪神エクスプレス、ドイツ・ハンブルクに事務所開設

阪急阪神エクスプレス、ドイツ・ハンブルクに事務所開設

保税転送サービス開始、東欧の輸送ネットワーク拡充も図る

阪急阪神エクスプレスは5月8日、ドイツの現地法人「HANKYU HANSHIN EXPRESS (DEUTSCHLAND)GMBH」が、同国北部のハンブルクにオペレーション事務所を新設、5月2日に営業を開始したと発表した。

ハンブルク港はドイツで最大、コンテナ取扱数は欧州3番目の重要港湾。北海の最東端に位置しており、背後圏の中・東欧やバルト海諸国への鉄道輸送網が充実しているため、各地域への中継拠点として、船会社をはじめフォワーダーなどの多くの物流事業者が拠点を構えている。

従来、ドイツ法人は各内陸拠点で海上オペレーションを担ってきたが、今後は中継拠点のハンブルクに事務所を設け、サービルレベルの向上を目指す。

同事務所は新たに自社手配による保税転送サービスを開始するとともに、新しく提携したポーランド代理店とタッグを組み、東欧の輸送ネットワーク拡充を図る。さらに、海運に精通した社員を配置し、地場の物流事業者とより友好的な関係を構築すると同時に仕入れの強化も進める構想を立てている。

(藤原秀行)※いずれも阪急阪神エクスプレス提供

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