国交省が中間取りまとめの構成案、実験線設定も
国土交通省は5月14日、既存の道路インフラを活用し、自動で荷物を輸送する「自動物流道路」の実現に向け、必要な機能や克服すべき課題などを議論する有識者らの検討会(座長・羽藤英二東京大学大学院工学系研究科教授)を開催した。
国交省は今夏ごろをめどに策定する予定の中間取りまとめに関し、構成案を提示。この中で、物流量の多さなどを考慮し、東京~大阪間を念頭に、長距離幹線輸送に活用する方針を盛り込むことを提案した。
併せて、先行して実験線を設け、必要な技術開発などを進めることも提唱した。国交省は今後10年で実際に荷物を自動で運べるようにすることを目指す。
(藤原秀行)