エネルギー消費削減率100%以上見込む、国際物流事業拡大に貢献図る
山九は5月14日、横浜市の本牧ふ頭で、環境に配慮した次世代型の物流センター「本牧ロジスティクスセンター(仮称)」を2025年2月に新設すると発表した。
地上4階建て、施設規模は2万921㎡、うち倉庫は1万7025㎡を計画しており、同社によれば横浜港内で最大規模の倉庫になる見通し。
拡大や再整備が進む横浜港は国際貨物量の拡大が見込まれているのを踏まえ、物流センター新設を機に複数の倉庫拠点を集約・拡充し、京浜地域の主要倉庫として国際物流事業の収益拡大を図る。
東京中心部や羽田空港に車で30分圏内とアクセスに優位性があり、大型フォークリフトなど豊富な資機材を備え、製品から原材料製品までのあらゆる荷役と入出庫から船積みまでを一貫工程で対応できるようにする。
環境配慮として、省エネと太陽光発電などを利用した「創エネ」により、エネルギー消費削減率100%以上を想定。国土交通省が主導する建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」と「ZEB認証」取得に向け、申請準備を進めている。
本牧ロジスティクスセンターの竣工イメージ(プレスリリースより引用)
【施設概要】
名 称:本牧ロジスティクスセンター(仮称)
開 設 時 期:2025 年 2 月
住 所:神奈川県横浜市中区本牧ふ頭 9-88
敷地面積:15,027.75 ㎡
施 設 面 積:20,921 ㎡(倉庫 17,025 ㎡)
構 造:S 造/4 階建て
設 備:垂直搬送機 4 基、EV1 基
1 階高床/低床
(ドッグレベラー10 基)
(藤原秀行)