グループのスマイルと連携、顧客への提案力強化図る
センコーグループホールディングス（GHD）は5月15日、マネキンの製造・販売や商業施設のディスプレーの企画・施工などを手掛ける七彩（ななさい、京都市下京区）を5月13日付で買収したと発表した。
同社株式の84.97％を取得した。具体的な取得額は開示していない。
（プレスリリースより引用）
七彩はマネキンの製造、販売が祖業で、創業は1946年の老舗。百貨店やアパレルメーカーでシェアを拡大し、商業施設などのディスプレイー企画・設計・施工、各種マネキン・店舗什器の製造・販売を担っている。
さらに、デザイン性を重視する個人病院の設計や施工、内装工事といったホスピタル事業など業容拡大にも積極的。京都を中心に、国内各地に計10カ所の拠点を構えるほか、タイにも合弁会社を設立するなど、海外アパレルブランドの高度なリクエストにも対応できるハイレベルの技術力を強みにしている。
センコーGHDはグループのスマイルがオフィスや店舗、飲食店の什器を企画・販売している。七彩を買収し、スマイルが手掛ける什器の企画や組立設置工事などで連携、スマイルの提案力強化を図る。
七彩はセンコーグループの介護施設や保育施設などの内装工事、ファッション物流関連の取引先案件を受託するなど、販路の拡大を目指す。
■ 株式会社七彩の概要
本社所在地：京都市下京区七条御所ノ内南町103
代表者：瀨川 剛
資本金：9000万円
創業：11946年7月21日
事業内容：商業施設・ディスプレイの企画・設計・施工、マネキン人形の製造・販売、店舗什器の販売
事業所数：10カ所（北海道、東京、千葉、石川、愛知、京都、大阪、岡山、広島、福岡）
従業員数：202名（2023年3月時点）
（藤原秀行）
