共同で優良案件開発目指す
三菱地所は5月17日、中国の大手不動産デベロッパー、万科企業と戦略的提携協議書を締結したと発表した。
中国の中でも経済成長が特に顕著な長江デルタの「華東地域」の不動産開発で長期的に協力する。双方が持つノウハウを組み合わせ、共同で優良な開発案件を積み重ねていきたい考え。
両社は昨年9月、浙江省杭州市でオフィスビルなどの複合開発計画に共同で参加している。
万科企業は1984年創業。分譲マンションや商業施設、物流倉庫、賃貸住宅など多様なアセットを手掛けてきた経験を有しており、2017年には米誌フォーチュンの世界企業収益ランキング「Fortune500」にランクインした。三菱地所も中国国内で物流倉庫開発の経験がある。
締結式典で握手する三菱地所の中島篤執行役常務(左)と万科企業の張海・集団高級副総裁(三菱地所プレスリリースより引用)
(藤原秀行)