座面の昇降や横移動可能、制約取り除く
サンリツは5月21日、アクセスエンジニアリング(神奈川県相模原市)が開発している事務・作業用車椅子ロボット「MovBot Office」(ムーボットオフィス)の倉庫作業実験に協力すると発表した。
倉庫内の作業は、歩行に障害を持つ人が通常の車椅子で作業すると、通路の幅が狭かったり、棚の上段に手が届かなかったりと様々な制約があり、活躍することが難しい環境だった。
アクセスエンジニアリングが提供するmovBot Officeは、座面の昇降や横移動を可能にすることで、倉庫作業における制約を取り除き、歩行に障害を持つ人でも倉庫内の作業で活躍できる環境を実現したと説明。
人手不足が続く物流業界の新たな担い手として活躍できる場を広げてもらうのが狙い。より安全かつ快適に作業ができる製品へ近づけるため、倉庫作業実験に協力することにした。
■倉庫作業実験風景
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用