「和牛」など日本産食品輸出増に対応
NIPPON EXPRESSホールディングスは5月29日、傘下の日本通運が4月30日付で、福岡市に構えている福岡航空支店の「福岡中央ロジスティクスセンター」で、新たに日本アジアハラール協会(NAHA)によるハラール物流認証を取得したと発表した。
ハラール認証はイスラム教の教義に沿っていることを公的に証明しており、ムスリムの多い地域向けの商品を扱う上では重要な存在。
福岡中央ロジスティクスセンターの外観
プロジェクトメンバーと認証書(いずれもプレスリリースより引用)
九州は牛肉の生産地として、米国、香港をはじめとした「和牛」の輸出が盛んで、九州発の牛肉輸出実績は年々増加傾向にあり、アラブ首長国連邦(UAE)やムスリムの多い東南アジアでも需要が拡大。今年5月には、マレーシアで「輸出支援プラットフォーム」が農林水産省によって設立されるなど、海外における日本産ハラールビーフのニーズはさらに高まると見込まれている。
福岡航空支店では19年7月に「福岡中央ロジスティクスセンター」が竣工。九州各地から輸出される生鮮食品を数多く取り扱っており、経験を生かして今後需要の増加が見込まれるハラール製品の輸出に関わるニーズに対応していく構え。
【拠点の概要】
名称 | 日本通運株式会社 福岡航空支店 福岡中央ロジスティクスセンター |
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住所 | 福岡県福岡市博多区榎田二丁目9番48号 |
倉庫面積 | 2,279.23㎡ |
(藤原秀行)