ノウハウと設備活用へ、再生部品の安定入手も期待
トラックの売買、リース・レンタル、整備、運送などをワンストップで提供するタカネットサービス(横浜市)は5月31日、南日本運輸倉庫グループの関東デイリー子会社で自動車リサイクル事業を手掛ける栃木パーツ(栃木県佐野市)を買収したと発表した。
全株式を取得、完全子会社化した。具体的な取得額は開示していない。
(タカネットサービス提供)
栃木パーツは自動車中古パーツ販売や廃車買い取りなどを展開している。1974年に自動車解体業としてスタートした後、90年に法人化し業容拡大を図ってきた。法人・個人などから中古自動車を買い取って解体、リサイクル可能部品はリビルト部品(中古車再生部品)として、地域の自動車修理業者などを中心に販売している。
タカネットサービスは栃木パーツを子会社化し、自動車リサイクル事業のノウハウや設備を自社の事業に活用、リビルト品販売などの新たなサービス展開も可能にしたい考え。
中古トラックの販売・買い取りでリビルト部品を安定的に入手できるようになると見込むほか、高品質かつコストパフォーマンスに優れた中古車両の提供や、部品取りを前提とした車両買い取りなども可能になると期待している。
(藤原秀行)