商船三井など3社が船舶データの陸海共有アプリ開発

商船三井など3社が船舶データの陸海共有アプリ開発

1分間隔の高周期で6000点が収集可能

商船三井は5月21日、三井E&S造船ならびにウェザーニューズと共同で船舶の運転状態や位置情報、海上気象情報などの各種データを陸海で共有するアプリケーション「Fleet Viewer」をリリースしたと発表した。同社が推進するICTによる運航データ利活用に向けたプロジェクト「FOCUS」(Fleet Optimal Control Unified System)の第1弾。

長距離移動を伴う海上輸送の物理的成約や通信環境の制限から可視化できなかった船上の状況をリアルタイムで共有。船員と陸上の船舶管理監督がデータを通じた双方向のコミュニケーションをトラブル対応、故障予防、安全輸送に生かしていく。

同アプリは船舶の状態が分かる6000点にも及ぶセンシングデータを1分間隔の高周期で収集し、船上・陸上あらゆる場所から各機器の運転状態、位置情報、気象情報などを共有。ユーザーが使いやすいインタフェースを設けて「ひと目で分かる」「深掘りできる」「プッシュ通知」を特徴に加えた。各機能のカスタマイズも可能。

これまでは船上の安全維持やトラブル時対応の大部分は船員の経験とスキルに依存し、陸上からは電話などで「聞く」ことはできても「見る」ことは不可能だった。同アプリで蓄積されたビッグデータを分析して得た知見をFOCUSが導入された全船隊で共有してより安全な輸送サービスを提供する。

今後は第2弾として10月ごろに船舶の経年劣化や環境影響についても把握できる仕組みの開発をリリースする予定。以降も各種アプリの順次開発・リリースを計画している。同プロジェクトを通じて継続的に実運航データを活用した有効性あるアプリ拡充に注力。トラブルフリーな船舶オペレーションとストレスフリーな輸送サービスを追求していく考え。



画像は商船三井ニュースリリースより

(鳥羽俊一)

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