配送ドライバーの負荷軽減後押し
大日本印刷(DNP)は6月14日、2017年から提供している真空断熱材を用いた「DNP多機能断熱ボックス」の重量を従来から約27%削減した軽量の新製品を開発、同日発売したと発表した。
「DNP多機能断熱ボックス」は電源を使わずに内部の温度を長時間一定に保ち、長距離の輸送も可能なのが特徴。新製品は、一般的な発泡断熱材を用いた製品と比べ、保冷剤の使用量を大幅に削減できるほか、4時間は保冷剤なしでの保冷維持が可能。
保冷剤量が同じ場合は保冷時間が約2.2倍向上した。DNPは新製品の主なターゲットとして、冷凍・冷蔵食品、チルド食肉類、医薬品、化学薬品類などを想定。輸送を手掛ける流通・小売り業を中心に販売し、運送に関する課題解決と環境負荷の低減を後押しし、ドライバーの負荷軽減につなげたい考え。
使用時イメージ
配送後に折り畳んだ際のイメージ
(藤原秀行)※いずれもDNP提供