CO2排出算定サービスのアスエネ、三井住友銀やNXHDなど17社から42億円調達

CO2排出算定サービスのアスエネ、三井住友銀やNXHDなど17社から42億円調達

6社とは業務提携も、顧客へのソリューション強化図る

CO2排出量算定サービス「ASUENE(アスエネ)」などを手掛けるアスエネは6月14日、三井住友銀行、SBIインベストメント、スパークス・アセット・マネジメントが運営する未来創生3号ファンドをリード投資家として、国内・海外の投資家・既存株主の計17社を引き受け先とした第三者割当増資などを実施、42億円を調達すると発表した。

NIPPON EXPRESSホールディングスも出資の方針を発表している。

今後の2ndクローズを合わせて50億円の調達を予定しており、シリーズCまでの投融資における累計資金調達額は101億円に達する。

「ASUENE」は導入社数が6000を超え、提携企業数は140社を突破。ESGの取り組みを評価するクラウドサービス「ASUENE ESG」は被評価企業数が約1万社に上っている。

調達した資金は採用活動強化や生成AI開発への投資、海外展開加速などに充てる。

アスエネは併せて、今回同社への出資を決めた企業のうち、三井住友銀行、SBIグループ、村田製作所、リコー、NXHD、KDDIの6社と業務提携契約を締結した。自社のサービスとCO2排出量算定サービスを組み合わせ、顧客へのソリューション強化を図る。

(藤原秀行)

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