「ロボットテクノロジージャパン2024」でお披露目へ
Mujinは6月24日、専用機に代わって汎用機のアームロボットやAGV（無人搬送ロボット）などの自動化機器を多くのセンサーや知能化ソフトウェアで統合制御し、工場物流を自動化する新たなソリューション「次世代型工場物流」を開発したと発表した。
7月4～6日に愛知県国際展示場で開かれる産業用ロボット・自動化システムの専門展「ロボットテクノロジージャパン2024」に初出展し、変種変量時代を切り拓くフレキシブルな「次世代工場物流トータルソリューション」として積極的にアピールする。
展示するのは、まず世界最速の通い箱混載デパレタイズ/パレタイズロボットで、混載やまたぎ、高さ合わせ、かんばん向き指定など、複雑な積み付けパターンをカバーする。TP規格コンテナに加えて50種類以上の通い箱へ対応してきた実績があり、通い箱の歪み、摩耗、蓋の有無にも対応する把持調整機能付きロボットハンドを取り入れている。
また、日本初公開として、「モバイルロボット3D自動倉庫（パレットシャトル）」をお披露目する。高い保管効率を実現する革新的なロボット自動倉庫で、3次元移動するロボットにより複雑なレイアウトが可能。知能システムで複数台を走行させるため、入出荷効率を高めるとともに、ロボット台数や入出庫口の設置数を見直せば入出庫能力の調整を可能にしている。
特定のロボットに問題が発生しても、他ロボットが自動補完するゼロダウンタイムを実現。大規模保管時も荷合わせコンベヤーが不要で大幅なコスト削減を見込めるという。
Mujin AGV（QRグリッド式）や、ロボット統合システムも紹介。独自の制御アルゴリズムによるルート共有や渋滞回避で数台～数百台規模の群制御が可能な点などをアピールする。
このほか、ロボットアーム、3Dビジョン、ロボットハンド、各種センサーの高度な統合制御により、対象物の位置/姿勢・障害物・動作制約などを全て考慮した高精度・高速度のロボット動作生成を実現するロボット統合システムも展示する。
誰でも直感的に使えるよう、ユーザーの操作性を考慮し、必要な現場情報の見える化を実現する自動化統合プラットフォーム「Mujinコントローラプラットフォーム」の新たなインターフェースも発表する。。
