Jリートのさくら総合、スターアジアの合併提案に再反論

Jリートのさくら総合、スターアジアの合併提案に再反論

「合理的な根拠欠く」「セクター全体の安定性脅かす危険な先例に」

Jリートのさくら総合リート投資法人の資産運用を担うさくら不動産投資顧問は5月23日、同じくJリートのスターアジア不動産投資法人のスポンサーを務めるスターアジアグループが、両投資法人の合併を提案していることに対する再反論を発表した。

さくら総合はスターアジアより優れた運用実績を挙げ、保有しているポートフォリオも良質などと強調。スターアジア側が求めている、合併に向けたさくら総合の執行役員と資産運用会社の変更は「合理的な根拠を欠く」とあらためて激しく反発するとともに「合併提案は投資主(企業の株主に相当)の皆さまにとって最善のものではない」と断言している。

併せて「スターアジアグループによる敵対的な提案手法は、投資主の皆さまの投資主価値を毀損させ、Jリートセクター全体の安定性を脅かす危険な先例となる」と指摘。投資主に合併へ賛成しないよう要請している。

これより先の5月21日には、スターアジアはYouTubeで「投資主の、投資主による、投資主のための合併」と題する動画を公表。合併提案の有効性を強調している。Jリートで初めて事前に相手側の同意を得ずに投資法人の合併を提案するケースは、対立が鮮明となっている。

スターアジアはオフィスビルや住宅、ホテルのほか、現時点で首都圏の物流施設8件をポートフォリオに組み入れている。ガリレオ・グループと日本管財グループをスポンサーとして2016年に発足したさくら総合はオフィスビルと商業施設、住宅がメーンで、物流施設には現在投資していないが工場2件がポートフォリオに入っている。

(藤原秀行)

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