1パレット当たり積載率をトレイ品の2倍に
味の素冷凍食品は7月3日、物流の問題に配慮した容器形状を採用したお弁当向け冷凍食品「おべんとPON」を8月11日に全国で発売すると発表した。
トレイを使用していないスリムな形状のため、プラスチック使用量を69%削減しており、製造時のCO2排出削減も想定。使い終わった後は小さく丸めて捨てられるため、丸めた場合のごみの体積はトレイ品と比べて約85%縮小、家庭ごみ総量の削減にもつなげられると見込む。
トレイ使用品と比べて段ボールが小さく、1パレット当たりの積載率はトレイ品と比べて約200%まで高められるため、輸送効率向上や倉庫スペースの効率的な利用を実現、環境負荷の低減にもなるとみている。
化粧箱に入った状態で段ボールに入っているので、店舗で段ボールから出してそのまますぐに陳列することが可能。トレイ品に比べ陳列時間を大幅に減らせることから、流通現場の負荷軽減にもつながると期待している。
1ケースの荷姿が「24袋×2」で、トレイ品の「12袋×2」より1パレットに積める量がトレイ品の2倍になっている。パレットあたりの積載効率が高く、輸送効率も改善できると予想している。
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用