スタートアップのTHUNDERBIRDS、中国企業とロボットEV貨物船を共同開発へ

スタートアップのTHUNDERBIRDS、中国企業とロボットEV貨物船を共同開発へ

戦略的業務提携を締結、日本の内航海運に新しい選択肢提供

スタートアップのTHUNDERBIRDSは7月4日、中国のスタートアップ、三点水新能源科技と戦略的業務提携を締結したと発表した。

人手不足や船員の高齢化が深刻な日本の内航海運業界に「船員を徹底的に楽にするロボットEV(電動)貨物船」を廉価で量産、大量に提供することで、課題の解決を後押しするとともに、内航海運を持続的に成長させ、内航産業の生産性と魅力の向上を図る。

ロボットEV貨物船の開発プロジェクトは日本の荷主、オペレーター、造船所、舶用機器メーカーと緊密に連携しながら推進。日本で安全かつ安定的に運用できるようにするため、主要システム(エンジニアリング、スマートコックピット、パワートレイン、荷役システム)は日本企業製のものを採用する。

ロボットEV船は自動離着桟や自動航行などの機能を持ったシステムを搭載し、船員の操作負担を減らして安全性を高め、少人数の船員、経験の少ない船員でも船を安全・効率的に操船可能にするのが狙い。

併せて、陸上の制御センターから船舶を遠隔で支援できるようにする。AIと機械学習で、運航データを取得・分析し、自動航海計画作成や予防保守などにつなげる。


ロボットEV船のコアとなる3つの標準化


「業界課題解決」と「持続的成長」を実現させるための次世代の内航産業アーキテクチャ


標準化ロボットEV船と次世代の内航産業アーキテクチャで新陳代謝と収斂を引き起こす


新陳代謝と大規模プレーヤーへの収斂トリガーとなる保有・管理・配乗の分離


今後の予定

(藤原秀行)※いずれもTHUNDERBIRDS提供

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