スウェーデンのソフトウエア活用、動きなどよりイメージしやすく
野村不動産とスウェーデンのソフトウエア開発会社コンフィグラは7月19日、コンフィグラが開発・販売するソフトウェアプラットフォーム「CET Material Handling」を利用して、野村不動産が荷主企業や物流事業者と連携し運営する独自の物流DX推進プログラム「Techrum(テクラム)」のパートナー企業のマテハン機器などの動作や効果を仮想的に展示する環境を構築したと発表した。
野村不動産が運営する物流施設「Landport(ランドポート)」シリーズにも仮想再現の仕組みを取り入れ、入居を考えている企業向けに図面を立体的に可視化し、倉庫の利用や自動化機器の使い方などをイメージしやすくすることも予定している。
効率化機器の導入を検討する際の庫内環境を3D的に可視化することを通し、荷主企業の環境構築の推進を補助し、入居検討の際の利便性を高めることを目指してまいります。
2021年4月に発足したTechrumには今年6月時点で90社を超えるパートナー企業が参加済み。各社の自動化技術などの効果を検証できる千葉県習志野市の拠点「習志野PoC Hub」では約5300㎡のスペースを使い、様々な業種の荷主が抱える課題の解決を支援してきた。
「2024年問題」を克服するため、より強固に対応していく必要があると考え、デジタル空間構築に実績を持つ「CET Material Handling」を利用し、習志野PoC Hubで庫内空間を再現できるようにした。
庫内イメージ
先行して、Techrumメンバーのオムロン製AMR(自律走行ロボット)とシャープ製の多階層ロボットストレージシステムをバーチャル展示している。
(動画)
https://vr.yulio.com/cZx4lgqTu4
(藤原秀行)※いずれも野村不動産提供