オリックス不動産、愛知・一宮で7.7万㎡のマルチ型物流施設着工

オリックス不動産、愛知・一宮で7.7万㎡のマルチ型物流施設着工

カフェ2カ所配置など雇用確保に配慮、26年4月末竣工予定

オリックス不動産は7月18日、愛知県一宮市でマルチテナント型物流施設「(仮称)一宮萩原ロジスティクスセンター」の開発に着手したと発表した。


「(仮称)一宮萩原ロジスティクスセンター」外観イメージ

一宮市の市街化調整区域内で地区計画制度を活用して建設。建物はRCS造4階建て、延床面積7万6539㎡(約2万3153坪)を想定しており、最小約1300坪の区画から利用できるようにする。竣工は2026年4月末の予定。

名神高速道路の一宮ICから約6km、名古屋高速16号一宮線の一宮東ICから約5.7km、2021年3月に開通した東海北陸自動車道の一宮稲沢北ICから約0.2kmに位置。関東・関西・北陸と東海地方を結ぶ結節点として広域配送に適しているとみている。

名古屋都心部まで車で約35分、名古屋鉄道尾西線の苅安賀駅から徒歩約10分のエリアに位置。入居テナント企業の従業員が昼食や休憩などに利用可能なカフェテリアを2カ所設置、雇用確保の面に配慮する。カフェテリアの隣にはドライバー休憩室を設ける計画。

各階へ直接アクセス可能なスロープを設けたランプウェイ式を採用。各階に最大42台、合計168台の大型車(10t車)が同時に接車できるようにし、オペレーション効率化をサポート、荷待ち・荷役時間の短縮にもつなげられるようにしたい考え。

屋上には太陽光発電設備を取り入れるほか、天候の影響や夜間など発電量が不足する場合にもオリックスから非化石証書付き(トラッキング付き)の電力を供給し、入居テナント企業は100%再生可能エネルギー由来の電力を使えるよう考慮する。

1階平面駐車場には電気自動車(EV)の充電スタンド8基(将来設置予定の2基を含む)を備え、環境負荷低減を図る。


カフェテリアの設置イメージ

施設概要

名称 (仮称)一宮萩原ロジスティクスセンター
所在地 愛知県一宮市萩原町林野字鷺宮1-1他47筆
交通手段 名神高速道路「一宮IC」より、約6km
名古屋高速16号一宮線「一宮東IC」より、約5.7km
東海北陸自動車道「一宮稲沢北IC」まで、約0.2km
名古屋鉄道尾西線「苅安賀」駅徒歩10分
敷地面積 32,085.49㎡(約9,705.86坪)
延床面積 76,539.09㎡(約23,153.07坪)
規模・構造 地上4階建て、RCS造、耐震構造
駐車場台数 普通車161台、大型トラック待機場20台
その他 トラックバース計168台
床荷重1.5t/m2、梁下有効高:5.5m以上、全館LED完備
非常用発電機完備、太陽光発電設備実装、
電気自動車(EV)充電スタンド8基設置(将来設置予定の2基を含む)
設計 前田建設工業株式会社
施工 前田建設工業・TSUCHIYA建設工事共同企業体
着工 2024年6月20日
竣工 2026年4月30日(予定)

位置図

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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