セイノーロジックス、インド・ニューデリー向けダイレクト海上混載開始

セイノーロジックス、インド・ニューデリー向けダイレクト海上混載開始

トランジットタイムを16日短縮、コンテナ未開封でダメージリスク低減見込む

セイノーロジックスは7月19日、インド向け輸送で新たにニューデリーへのダイレクト海上混載(LCL)サービスを開始すると発表した。

ニューデリー向けの海上輸送は一般的に、ナバシェバでデバンニングした後、トラックや鉄道でニューデリーまで荷物を届けている。

しかし、同社の新サービスはニューデリーのインラインドコンテナデポまでまでコンテナを開封せず輸送するため、業界最速のトランジットタイムを実現できると強調。引っ越し貨物などにも対応可能とアピールしている。

同社によると、既存のナバシェバ経由サービスに比べてトランジットタイムは約16日短縮できるという。具体的には、横浜出港船の場合はこれまでの45日が 29日、神戸出港船の場合は40日が24日になると想定している。

また、ニューデリー到着まで貨物の現在位置をより容易に追跡できるようにするほか、ナバシェバのデバンニング、バンニング作業を解消していることから、貨物のダメージリスクを減らせるとみている。

ニューデリーの倉庫「ICD TUGHLAKABAD」はインド国営鉄道貨物最大手のContainer Corporation of India (CONCOR)の旗艦ターミナルで、ニューデリー中心部に位置しており、ラストワンマイルの配送も迅速に済ませられる見込み。

開始予定本船は以下の通り。

<関東受け>
 本船:ATHENS BRIDGE Voy.161S
 CFS CUT OHTA : 7/31(水)
 CFS CUT TOKYO/YOKOHAMA : 8/1(木)
 ETD YOKOHAMA : 8/3(土)
 ETA NEW DELHI (ICD TUGLHAKABAD) :9/1(日)
<関西受け>
 本船:ATHENS BRIDGE Voy.161S
 CFS CUT KYOTO : 8/2(金)
CFS CUT OSAKA : 8/2(金)
CFS CUT KOBE : 8/5 (月)
 ETD KOBE : 8/8(木)
 ETA NEW DELHI (ICD TUGLHAKABAD) :9/1(日)

スケジュールは同社公式サイトで確認可能。

(藤原秀行)

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