キューネ日本法人社長に松吉氏就任、初の日本人起用

キューネ日本法人社長に松吉氏就任、初の日本人起用

A.P.モラー・マースクやアディダス出身、国際物流の経験豊富

キューネ・アンド・ナーゲルは8月1日、日本法人社長に同日付でA.P.モラー・マースクグループやアディダス出身の松吉穣(まつよし・ゆたか)氏が就任したと発表した。

キューネが日本のトップに日本人を起用したのは初めて。

キューネは2020年、日本市場での事業基盤強化と成長加速のための施策「ジャパン・デベロップメント・プログラム」を開始、日本重視の姿勢を見せている。国際物流の経験が豊富な松吉氏を起用し、プログラムを着実に進めていきたい考え。


松吉氏(キューネ・アンド・ナーゲル提供)

松吉氏はA.P.モラー・マースクグループで国際物流の経験を積み、2013年から9年間はアディダスのグローバルロジスティクス部門シニアディレクターに従事。サプライチェーンのデジタル化やアウトソーシング事業の推進、新型コロナウイルス禍への対応に当たってきた。

22年からはスイスのキューネ本社でインターナショナルサプライチェーンのトップとして、オーダーマネジメントサービスの刷新や業務デジタル化を促進してきた。国際物流業界でのキャリアは25年に及ぶ。

松吉氏は就任に際し「不確実性の高い物流市場において、日本のお客様に寄り添って課題やニーズをきめ細やかに理解することで私たちのサービス価値をより一層向上させていきたいと考えています。国内外双方での経験を活かし、日本のお客様との長期的なパートナーシップの構築に取り組んでまいります」とコメントした。

(藤原秀行)

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