対人事故最多を考慮
ナビタイムジャパンは8月6日、トラック専用カーナビアプリ「トラックカーナビ by NAVITIME」とバイク専用ナビゲーションアプリ「ツーリングサポーター by NAVITIME」で、見通しが悪く信号機や一時停止のない横断歩道の手前で、音声による注意喚起をする機能の提供を同日開始したと発表した。
ナビゲーション中に、信号機の有無や道路の曲がり具合などから特に注意が必要な横断歩道の手前で「この先、横断歩道があります」とメッセージを発し、前方に横断歩道があることを周知する。
注意喚起のタイミングは、車/バイクの走行速度や横断歩道手前のカーブの角度を考慮して調整しており、ドライバーらが余裕を持って対応できるよう配慮している。
ナビタイムジャパンではこれまでにも、事故多発地点や「ゾーン30」での音声による注意喚起機能を提供してきた。トラックによる交通事故発生場所の約9割が一般道であることや、対人事故の発生状況で最も多いのが横断歩道の横断中であること、バイクでも信号機のない横断歩道で減速しない場合に事故が発生しやすい傾向があることなどを踏まえ、新機能を追加した。
横断歩道の場所は、車用の地図データには収録されていないケースが多く、収録されていても交差点に対する横断歩道の位置や向きなどの詳細データはないケースもあるため、航空写真をAIの物体検知技術で分析し、データを新たに作成・整備したという。
(ナビタイムジャパン提供)
(藤原秀行)