最も高い「Level A」、米国向け航空貨物の取り扱い拡大期待
阪急阪神エクスプレスは8月16日、香港法人のHANKYU HANSHIN EXPRESS(HK)LIMITEDが、国際認証機関のDQSから「TAPA FSR 2023」の認証を7月9日付で取得したと発表した。
同認証はハイテク製品など高価値商品の保管と輸送に関わる施設のセキュリティーに関する厳格な要件を定めた、世界的にも認められている米国発祥の規格。認証は要件項目数が最も多いLevel Aから最小限のLevel Cの3段階に分かれており、香港法人はLevel Aを取得した。
また、施設は航空輸出専用の青衣倉庫を対象として認証取得しており、セキュリティー要件の高い米国向け旅客便へのULDビルドアップも可能となった。阪急阪神エクスプレスは今後の米国向け航空貨物の取り扱い量拡大に弾みを付けられると見込む。
さらに、盗難や紛失リスクの少ない、安全性の高い施設で貨物を取り扱う事業者として認められたことにより、ISO9001、ISO14001、ISO27001、ISO45001、AEOなど既に取得済みの他規格との同時適用による相乗効果も期待できるとみている。
(阪急阪神エクスプレス提供)
(藤原秀行)