プラスオートメーション、ロボティクス自動倉庫「AirRob」と搬送ロボット2機種を発表

プラスオートメーション、ロボティクス自動倉庫「AirRob」と搬送ロボット2機種を発表

保管はチルド帯にも対応可能

プラスオートメーションは8月26日、新たに自動倉庫「AirRob(エアロボ)」と、T11型パレット対応の自律型搬送ロボット(AMR)「LUC-L1500V」、台車を搬送可能な「JUC-L600R」の新たなソリューション3種類を発表した。

2019年の創業以来、5000台以上の導入実績を重ねている仕分けロボット「t-Sort」に、新ソリューションを追加し、倉庫内の入荷から出荷まで包括的に自動化するトータルソリューションの提供が可能になったと強調している。

「AirRob」は入出庫の多いオペレーション(日用品・アパレル・製造部品)に最適で、チルド帯にも対応可能と説明している。3機種は「国際物流総合展2024」に出展する予定。

「AirRob」は、従来の自動倉庫と比較しレイアウトの自由度を高めているのが特徴。倉庫のフロアの形状や天井の高さに合わせた設計が可能で、防火区画をまたげるようにもしている。ラック間のクリアランスやステーション設置スペースが小さく、倉庫スペースをフル活用できると見込んでおり、600トート/時間/ステーションのピッキングを実現可能と見込む。

「LUC-L1500V」は、倉庫や工場内のパレット搬送を無人化するためのリフトアップ型AMR。可搬重量1500kgで、ハンドリフトを使用する倉庫現場やT11型パレットを使用する工場内で活用できるようにしている。「3Dビジョンセンシング技術LX-MRDVS」を搭載し、周囲の環境変化に影響されない天井もカバーできる360°立体で環境認識するため、より安定した位置決めと障害物検知を実現している。

「JUC-L600R」は、倉庫内や工場内の工程間搬送などさまざまなシーンで利用可能な、可搬重量600kgのジャッキアップ型AMR。こちらも「3Dビジュアル障害回避システムLX-MRDVS」を利用、安全性を高めている。

(藤原秀行)※いずれもプラスオートメーション提供

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