屋内外問わず情報取得を促進
ゼンリンデータコムと動態管理システムの開発などを手掛けるマルティスープ(東京都千代田区神田錦町)の両社8月30日、動態管理のサービス価値向上を目指し、事業提携を開始したと発表した。
第1弾として、ゼンリンデータコムが、マルティスープの現場情報プラットフォーム「iField(アイ・フィールド)」の販売代理を開始した。
将来は両社のアセットを連携させた新サービスの開発も視野に入れている。ゼンリンデータコムが持つ屋外をメーンとした動態管理ソリューションと、マルティスープの屋内動態管理ソリューションを融合、新たな需要を掘り起こしていくことを目指す。
製造業、物流・配送業界など、多岐にわたる領域でより付加価値の高いサービス提供を図る。
「iField」は位置情報を起点として現場情報の集約・分析が可能なシステム。屋内外を問わず、”現場”の状況や動いている人と物を管理・分析し、地図や図面上で直感的に状況を把握できるようにするほか、データをグラフやヒートマップ化することにも対応している。
各種アプリケーション機能も備え、さまざまな現場の業務改善をサポートしている。「位置情報を取得したい」とのシンプルな要望から対応可能という。
サービスのイメージ(両社提供)
(藤原秀行)