アスクルグループが3PL展開、労働力確保が難しさ増す状況考慮
ラピュタロボティクスは9月10日、ネスレ日本が物流業務を委託しているアスクルグループの関西物流拠点に、協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」を納入したと発表した。
アスクルグループのASKUL Logistが3PL業務を展開している大阪府吹田市の「ASKUL Logist 大阪ECセンター」（Askul Value Center関西内）。
ネスレ日本の3PL倉庫の関西物流拠点で稼働中のラピュタPA-AMR（ラピュタロボティクス提供）
ネスレ日本は自社通販サイトの取り扱い商材の見直しなど、事業状況が変化する一方で、労働集約で大人数の作業スタッフが不可欠な旧態依然の倉庫内オペレーションを継続することを課題と感じ、特にピッキングの工程には大きな工数が掛かっており、より付加価値の高い業務に当てる工数を捻出する必要に迫られていた。
また、出荷数の増加が見込まれる時期にはさらに多くの作業スタッフの配置を余儀なくされ、年々、労働力の確保が難しくなってきていることから、自動化を検討、ラピュタロボのAMR採用を決めた。
（藤原秀行）
