業界団体調査、高齢化傾向浮き彫りに
関東1都7県の各トラック協会の海上コンテナ部会で構成する関東トラック協会海上コンテナ部会は6月3日、海上コンテナのセミトレーラードライバーの年齢別在籍人数などの調査結果を公表した。
2018年度(19年3月末現在)のドライバー3133人(201社)の平均年齢は50・0歳で、最年少は22歳、最高齢は78歳だった。70歳以上のドライバーが全体の2・3%に相当する72人、60歳台も12・7%の397人に上った。
17年度(18年3月末時点)に比べると、70歳台が36人から倍増している。
厚生労働省の18年度賃金構造基本統計調査によると、全産業の平均年齢が42・9歳、道路貨物運送業の大型が48・6歳、中型で45・9歳。全産業の中でも海上コンテナのセミトレーラードライバーの高齢化が進んでいる傾向が浮き彫りになった。
18年度の新規採用者310人は平均45・0歳で、最年少は23歳、最高齢が72歳。60~70歳台が21人いた。一方、退職者296人は平均47・6歳で、最年少は23歳、最高齢が75歳だった。
1都7県は東京、神奈川、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、山梨。
ドライバーの年齢構成(関東トラック協会海上コンテナ部会ウェブサイトより引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)