日本アクセス、アマゾンで冷食販売開始へ

日本アクセス、アマゾンで冷食販売開始へ

自社拠点から出荷、ラストワンマイル宅配も担う

日本アクセスの佐々木淳一社長は5月31日、東京都内で開いた2019年度経営方針説明会で、アマゾンの仮想商店街「マーケットプレイス」に1月から出店しており、19年中をめどに3温度帯の商品をそろえる考えを明らかにした。

店舗名は「Smile Spoon(スマイルスプーン)」。現在は自社ブランドの商品など常温品約300アイテムを取り扱っている。日本アクセスの物流拠点から出荷し、ラストワンマイルの宅配も手掛ける。

佐々木社長は主力のBtoBに加え、toCの分野にも挑戦していきたいとの意向を表明。「今後配送の実証実験を1年かけて行い、競争力ある価格帯で出荷できるかどうかを見ていく」と説明した。

併せて、同社が手配した車両を活用し、スーパーなどの買い物配送代行サービスも展開する意向を示した。佐々木社長は「インターネットのスーパーが広がることを想定し、波動の大きいネットスーパーの物流を当社が共配センターで管理することも検討していきたい」と語った。

このほか、DelyやASKUL、カウネットといったeコマース事業者とも連携を強化していく姿勢を鮮明にした。

(藤原秀行)

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