外部成長図る、将来はリニューアル工事へ
日本GLPは10月4日、日本最大規模のオープンエンド型私募物流ファンド「GLP Japan Income Fund（JIF）」が、9月26日付でロジスティードから、東京都大田区の物流施設を取得したと発表した。
地上7階建て、延床面積は1万5217㎡で、取得に伴い、施設を「GLP平和島」と呼称している。
今後はJIFのポートフォリオ多様化・拡充に向け、日本GLP以外の企業が手掛けた物件も積極的に取得を検討、外部成長を図る。
「GLP平和島」外観（プレスリリースより引用）
「GLP平和島」は日本GLPがロジスティードと定期建物賃貸借契約を締結。日本GLPが取得した後もロジスティードが1棟全体を利用している。
ロジスティードは、アセット・ライト事業モデルへの転換の一環として、主要物流センターの流動化を推進しており、日本GLPと思惑が一致した。
「GLP平和島」は東京モノレールの流通センター駅から約1km（徒歩約13分）、首都高速道路の平和島ICから約1.4km、鈴ヶ森ICから約1.8km。
東京駅へは車で約20分のエリアに位置し、羽田空港へのアクセスも容易で、首都圏の配送に加え、航空貨物をはじめとした幅広い荷物のニーズに対応できると見込む。
施設は1989年12月竣工で、間もなく築35年を迎えるため、日本GLPは今後、「GLP平和島」のリニューアル工事を行い、建物の設備性能や汎用性を向上させ、施設の価値向上と長寿命化を図ることを想定している。
現在、日本GLPグループが管理・運営する物件のうち約50件が第三者から取得したものという。
■施設概要
施設名：「GLP平和島」
所在地：東京都大田区平和島5丁目5-36
敷地面積：4,958.69㎡
延床面積：15,217.80㎡
構造：地上7階建て、耐震 RC 造
竣工：1989年12月
（藤原秀行）
