エクセディ、自社開発・製造のスマートロボット「Neibo」を発売 

エクセディ、自社開発・製造のスマートロボット「Neibo」を発売 

最大600kgまでけん引可能、顧客とのコミュニケーションこなすタイプも

マニュアルクラッチやトルクコンバータなどの建設・産業機械用製品、駆動系部品メーカーのエクセディは10月10日、自社の国内拠点で開発・製造を手掛けるスマートロボット「Neibo」(ネイボ)を9月に発売したと発表した。

1台から導入することが可能で、カスタマイズはノーコードアプリなどを活用してユーザー自身が行うため、初期費用を抑えられる点が特徴。

APIなどを通じてChatGPTや、社内システムと連携。AIを利用した接客や在庫情報の連携など、多彩な業務を実現できるようにしている。ユーザー自身が開発したシステムを利用し、ロボットを動作させることも可能。

さらに、エクセディ開発の標準アプリで基本動作が設定できるため、専用システム開発が不要。動作設定はユーザーが自由に変更可能にしており、導入後も業務の実態に合わせて柔軟に調整できる。

「自律走行×追従走行×けん引600kg」というスペックのロボットは、製品の選択肢が少ないのが現状のため、パワフルタイプという選択肢が増えることで、より多くの現場でロボットを利用できるようになり、工場や倉庫での省力・省人化に大きく貢献すると想定している。

自動車業界で培った高い品質と安全性を備え、開発から製造、アフターサービスまで日本国内で行ってきたため、故障対応などでも安心できると見込んでいる。

製品紹介

パワフルタイプ

・自律走行ロボット
・主に倉庫や製造現場における重量物の運搬などで活用可能
・自社で使用しているカートをそのままけん引することが可能。けん引重量最大600kg


パワフルタイプはけん引だけでなく、ロボット本体上の荷台にも荷物を置くことが可能(120kgまで)


Neiboは認知した「人」の方向に目を向ける。この目が人の認知に訴え掛けることで、衝突を避ける効果を狙っている。

マルチタイプ

・自律走行ロボット
・ロボットの中心を軸に、その場で回転することができ、狭い通路での進路変更が容易
・21.5インチタッチパネル型のデジタルサイネージと、1段当たり10kgまで積載できる取り外し可能なトレイを搭載(最大3段、合計30gまで積載可)
・サイネージと合わせ、商業施設や教育現場などさまざまな場所で人とのコミュニケーションを促進
・昼は顧客対応、夜は警備としての活用など、1日を通して多用途にフル活用

(藤原秀行)※いずれもエクセディ提供

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