配達時など、首都圏に続きエリア拡大
カクヤスは11月1日、家庭や飲食店から出る廃食用油を回収するサービスを関西・九州の営業エリアで同日、開始したと発表した。
回収分は環境負荷が低い航空燃料のSAFや軽油を代替するC-FUEL(バイオディーゼル燃料)に再資源化。今年6月から実施している首都圏では9月末時点で10t以上の回収実績を重ねている。
同社は家庭向けと飲食店向けに酒類を中心とした飲料、食品、日用品などを販売。年中無休で、配達エリア内はビール1本から即日無料配達を可能とする独自の物流網を運営し、商品の配達に加えて再使用されるリターナブル容器の回収も行う2way型サービスを展開している。
廃食用油の回収サービスは、2way型サービスを活用しており、今後も促進する構え。
自治体などによる家庭の廃食用油の回収が進められているが、多くの場合は回収場所に持ち込むなど、方法が限定的。同社は2way型サービスを活かし、商品配達時に玄関先で回収できるようにしている。
並行して、年中無休で配達しているサービスを廃食用油の回収にも活用、配達の際に毎日、1本から廃食用油を回収する。
飲食店からの一斗缶での回収用として、専用カバーを開発しており、運搬時の漏れなどを防ぐことが可能。
(藤原秀行)※いずれもカクヤス提供