大塚テクノがベトナムに医療用包装資材の新会社設立

大塚テクノがベトナムに医療用包装資材の新会社設立

2021年10月の稼働予定で工場建設にも着手

大塚テクノ(徳島・鳴門市)は6月10日、ベトナムのドンナイ省に医療用包装資材などの製造・販売を行う「大塚テクノベトナム」を同7日に設立して新工場の建設にも着手したと発表した。工場では主に輸液製剤に使用するプラスチックフィルム、キャップ、ポートを生産。2021年10月の稼働開始を予定している。

大塚テクノは大塚ホールディングスの中核事業会社である大塚製薬、国内主要製造拠点の大塚製薬工場が出資。医薬品向けプラスチック容器部材・精密形成品の製造販売を手掛け、海外展開では医療用包装資材の供給をメーンに中国の四川省(05年)、江蘇省(11年)で拠点を立ち上げ中国のみならず近隣諸国への輸出も行っている。

新たに建設するベトナム工場は競争力ある生産体制と大塚テクノの技術力を活用。従業員数は100人を見込む。経済成長が続くアジア地域で今後需要の増加が見込まれる医療用包装資材、医療用プラスチックデバイス、医療機器などの供給を通じて医療分野の発展に貢献していく考え。

(鳥羽俊一)

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