企業投資会社と組みTOB&業務提携、業務効率化図る
靴小売大手チヨダの子会社でカジュアル衣料販売を手掛けるマックハウスは11月13日、企業投資のトラストアップやアパレル関係の物流を担うジーエフホールディングス(HD)などが出資している投資ファンドによるTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。
TOBは10月15日から11月12日まで実施。チヨダが保有する発行済み株式の約60%(議決権ベース)を全て応募した。この結果、トラストアップが11月19日付でマックハウスの親会社となる予定。
マックハウスは10月11日付でジーエフHDと業務提携契約を締結済み。
マックハウスは2024年2月期まで6期続けて営業赤字に陥るなど業績不振が長期化している。チヨダの協力を得て再建に取り組んできたが、結果を出せておらず、チヨダは全株を手放して支援から手を引くことにした。
今後はジーエフHDがトラストアップとも協力しながら、国内外に展開している自社の事業ネットワークを生かした物流業務の効率化を図るなどして、再度経営の立て直しに挑む。
(藤原秀行)