運送会社へ正当な料金支払わなかった疑い
公正取引委員会は11月28日、オフィス家具大手のイトーキに対し、商品の配送を委託した運送会社数十社に正当な料金を支払わなかったことなどが独占禁止法違反(不公正な取引方法)に該当する恐れがあると警告した。
公取委はイトーキの一連の行為が、荷主側の不公正な取引方法を定めた「物流特殊指定」に該当すると判断、今後同様の行為を行わないよう要求した。
物流特集指定を適用して警告を出したのは2009年4月以来、3件目。公取委は引き続き、物流業界の不公正な取引改善に注力する。
(藤原秀行)