三菱倉庫、キユーソー流通システム株式を5%まで買い増し

三菱倉庫、キユーソー流通システム株式を5%まで買い増し

「協業関係強化」目的と説明

三菱倉庫がキユーソー流通システムの株式を追加取得し、保有比率が5%に到達したことが分かった。

三菱倉庫が11月29日、関東財務局に提出した大量保有報告書で明らかになった。同社は株式保有の理由について「協業関係の強化」と説明している。

三菱倉庫は今年5月末時点で、キユーソー株式を3.07%保有していた。11月に入って株式市場内外で複数回にわたって株式を買い増していた。今回の追加取得には約17億9300万円を投じている。

両社は2022年、低温物流の領域で業務提携契約を締結、医薬品の中継輸送などで協力してきた。今年10月には、関係を強化するため、三菱倉庫子会社で医薬品輸送を手掛けるDPネットワークの株式の一部をキユーソーが取得することで協議を始めたと発表していた。

(藤原秀行)

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