明確な進展なく調整続行
港湾労働者で構成する「全国港湾労働組合連合会」(全国港湾)と「全日本港湾運輸労働組合同盟」(港運同盟)は6月12日、事業者の業界団体「日本港運協会」(日港協)と2019年春闘に関し、実務担当者らによる第3回の小規模団交を開いた。
労使は組合側が求めている産別最低賃金引き上げなどに関し、実務レベルで交渉を続け、進展があれば双方が確認した上で正式に中央労使の団交を開くことを想定している。ただ、交渉関係者は「まだ公表できるほどの進展はない」と話しており、6月18日午後に次回の小団交を行い、引き続き歩み寄りの余地を探ることとなった。
労使は小団交開催中、スト実施は一時棚上げにすることを確認している。
(藤原秀行)