霞ヶ関キャピタルが大阪・茨木で開発中の冷凍・冷蔵物流施設、日本ロジテムが一部エリアに入居確定

霞ヶ関キャピタルが大阪・茨木で開発中の冷凍・冷蔵物流施設、日本ロジテムが一部エリアに入居確定

総延床面積は2.9万㎡、25年2月竣工予定

霞ヶ関キャピタルは12月10日、開発用地のソーシングと企画立案を担い、アセットマネジメント業務を受託している大阪府茨木市の冷凍・冷蔵物流施設「LOGI FLAG COLD大阪茨木I」の一部区画に日本ロジテムが入居することが決まったと発表した。

同施設は地上5階建て(倉庫部分は4階建て)、延床面積は2万9357㎡を計画しており、竣工は2025年2月の予定。


竣工イメージ


施設概要(いずれも霞ヶ関キャピタル提供)

名神高速道路の茨木ICから約3.7kmに位置し、新名神高速道路や中国自動車道など複数の広域幹線道路を利用することで広域配送に対応可能と見込む。

併せて、大阪内陸の人口密集地の北摂エリアに立地しているため、物流拠点や雇用において高いポテンシャルを持つとみている。

BCP面では北摂の丘陵地であり標高も高く、海岸線までの距離が約20kmの場所に位置しており津波被害を受けにくいと判断している。

2030年のフロン規制を見据えて、CO2を用いた自然冷媒による冷凍機を設置。幅広いテナントのニーズに応えるため、一部フロアでプラス5℃~マイナス25℃の範囲で温度調節が可能となるチルド・フローズン対応の冷凍冷蔵設備を採用している。使用規模に応じて3テナントまで入居可能。

貸主側で冷凍冷蔵設備の導入と防熱対策工事を担うため、借主側のイニシャルコストおよび退去時の原状回復費用が削減できるのもメリットという。

(藤原秀行)

物流施設/不動産カテゴリの最新記事